注意:本日の日記は漫画「スティール・ボール・ラン」のネタバレが含まれます
あと毒電波も多量に含まれます。
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それは甘い甘い甘い甘いイベント。
バレンタインがお菓子業界によって作られた因習である事はもはや言うまでもない事実だ

漫画などでよく目にするような、「バレンタインで渡すハート型のチョコ」というのは
ファニー・ヴァレンタイン大統領が所有していた「聖人の遺体の心臓」に由来している。
ヴァレンタイン大統領は大陸横断レースを利用して、アメリカ全土に散らばった遺体を全て
集めようと画策したが、そのイベントが後に曲解されて伝わったのが現在のバレンタインだ
・・・ここまでは皆さんにもご理解いただけるかと思われる。

さて、ヴァレンタイン大統領が集めようとした聖人の遺体について、多くの識者たちが
その聖人とはイエス・キリストであったのだろうと推測しているが、それは間違っている。
その聖人とは、「聖トラフト」の事であったというのが現在の学説では主流となっている。

ヴァレンタイン大統領は、狂信的な崇拝とは全く異なる「国家への誇りと忠誠」、
すなわち「愛国心」こそがこの世で最も尊く絶対的な徳であるという価値観を持っていた。
この愛国心の高さは、聖トラフトが「パトリオット」なるデッキで活躍していた事の暗喩である

また、彼のスタンドであるD4Cの能力にも聖トラフトの御力の影響が表れている。
D4Cが並行世界から仲間を呼び出すのは、トラフトが天使を呼び出すのと原理は同じだ。
また並行世界から連れてきた同じ者同士が出会った場合、それらは消滅を始めるのだが
これはいうまでもなくトラフトがレジェンドルールで対消滅してしまうことを表現したものだ。
(作中で大統領は能力を使って、あらゆる並行世界からヴェリアナを大量に集めたが
それらも同様に対消滅してしまったため、お金持ちになれなかったというエピソードがある)

また作中では「チョコレイト・ディスコ」なるスタンド能力が登場しているが
これはヴァレンタインというネーミングが2/14と無関係でないという作者のメッセージであり
バレンタインの起源がSBRにあることを証明するものである。(深く考えたら負け)


聖トラフトとヴァレンタイン大統領の最期はとてもよく似ている。
2人とも守るべき存在のために命を賭して戦い、そして誇り高くこの世を去った。
そしてトラフトは幽霊となってからもイニストラード市民を守る存在となり
ヴァレンタイン大統領もまた、今もアメリカ合衆国を霊的に守っているのだ。

国の誇りのため命を懸けることが家族を守ることにつながる…この世で最も美しい徳。
2月14日はそんな彼らの誇り高き「愛国心」に敬意をささげる日なのである。
荒木飛呂彦先生が僕たちに伝えたかったのはきっとそういう事なのだ。


一方日本におけるバレンタインは、曲解により各種企業のビジネスチャンスと化し
愛の名の元にチョコレート商戦が繰り広げられる有様である。
「いともたやすく行われるえげつない行為」とはまさにこのことであろう。

コメント

サンダー
2014年2月14日22:54



切実(*´д`*)

庭師colors
2014年2月14日23:09

>サンダーさん

チョコよりチケが欲しいです
でもZOOが流行るならモダンでのトラフトさんの活躍は厳しそうです

nzm
2014年2月15日6:35

そういえばチョコレイトディスコ使うやつの名前がディ・ス・コで適当感ハンパなかったですね。。

庭師colors
2014年2月15日13:01

>nzmさん

ディ・ス・コは誰かとコンビ組んでサポートに回ればかなりやっかいな強敵だったはず…
マジェントの代わりにウェカピポと組んでたら名バウトになっていたかもしれません。
恵まれた能力なのにわずか2話で退場という贅沢な出オチ要員でしたね

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