モダンむかつきコンの使い方、およびその歴史
2014年2月25日 TCG全般 コメント (6)【むかつきコンのことがよくわかる】
自分のターンと相手のターンがあり、互いにせめぎ合う。
そう、これから繰り返すこと3回のうちのデッドオアアライブ
むかつき側はパーツを揃える 守備側は滅びる
あとは貴方次第 ネットで調べてくれ
(起源については諸説あり、容易に語れるものではないが、今では日本はもちろん、
全世界各国に楽しまれる、まさにワールドワイドなデッキの一つであります)
~中略~
MTGをしよう、さあMTGを!MTGをしようMTGを!
良いね、むかつき良いね!お姉さんハンデス追加だ、良い判断!
お姉さん、MTGをしよう!グリセルシュートしよう!一緒に青赤昇天しよう!
インターネットでMTGしよう!MOって凄いな!ネット社会!ネット社会で課金!
-------------------------
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とまあ非常に雑で各方面置いてけぼりな替え歌で皆様のむかつきを大いに誘った所で
今日はモダンのむかつきコンについてちょっと語ろうかと思います。
2日前の日記のコメント欄に、モダンのむかつきコンが強いのかどうか聞かれたので
自分が分かる範囲でざっくりと答えていきます。
ある意味私信なので、今日はよそゆきの文体で書いていきますね。
カードの効果については別途wikiなどを参照してください。
【結論から言うと】
強いです(率直)
ですが正直、プロツアーなどの長丁場になる大会には向いていないと思われます。
コンボパーツを揃える運がモノをいうので、右手が光らないと勝ち進むのは厳しいでしょう。
個人的には安定してコンボパーツを揃えやすいデッキだとは思いますが
事故って負け越した時の無力感やガッカリ感が大きいです。
もちろん瞬殺コンボのロマンは魅力的ですし、メインでのコンボ妨害はされにくいです。
僕のデッキで一番DE入賞率が高いのはむかつきデッキだったりもします。
それでも多くの人が大きな大会でむかつきコンを選ばないのは
結局パーツが揃わなければ何もできず負けるというリスクゆえでしょう。
「瞬殺コンボならスケープシフトを選ぶ!」という人の方が多いのかもしれません。
【そもそもモダンのむかつきコントロールってどんなデッキ?】
モダンでのむかつきコンは、他のフォーマットのそれと異なりストーム系デッキではなく
「天使の嗜み」または「ファイレクシアの非生」とのコンボを主軸としています。
ライフをいくら失っても死なない上記のカードと組み合わせることでデッキを全て引き切り
膨大な手札から複数の「猿人の指導霊」→「燃焼or稲妻の嵐」で相手を焼き切ります。
コンボに必要な最大マナは、むかつきと天使の嗜みを使う場合の6マナなので
1ターン目に睡蓮の花を待機すれば、最速4ターン目のアップキープに試合が終了します。
他のスロットには6-8枚の1マナドロー呪文と「深淵の覗き見」「神秘の指導」などが採用され
4ターン目に相手が謎めいた命令を構えていようと「否定の契約」で押し切ります。
このデッキはむかつきが通りさえすれば勝てるので「契約死」は気にしなくていいです。
(ちなみにピンチの時でも、契約のアップキープコストは天使の嗜みで踏み倒せます。)
他には五元のプリズムや黒契約、母聖樹などがよく使われます。
トレイリア西部も、確実に否定の契約を持ってこれるためよく採用されているようです。
天使の嗜みもむかつきも稲妻の嵐もインスタントであるため、
相手の動きを見ながらコンボを決められたりと柔軟性もあります。
そしてパーツがインスタントなので、足りないパーツは神秘の指導でサーチできるのです。
(とどめの火力はむかつきで引けるため、基本的にサーチしません。)
このように最速4ターン目で妨害困難な瞬殺コンボを撃てるのがむかつきコンの魅力です。
冒頭でリスクが大きいと書きましたが、手札事故はどんなデッキにもありますよね。
むかつきコンは最速にこだわらなければ、豊富なドローでパーツを揃えられます。
そのため中速、低速のデッキ相手にはコンボ始動に8ターンくらいかかってもまだ勝てます。
むかつきを使うデッキにも関わらず「むかつき死」がない点は見逃せませんね。
【むかつきコンの弱点】
コンボデッキといえばまず苦手なのが打消し満載のコントロールですが
メインでカウンターを構えるコントロールであっても、否定の契約でどうにかなります。
直近の大会で優勝したのはトリコロールですが、あまりDEで負けたことは無いです。
打消しを構えるデッキ相手でも、パーツさえ揃えばゴリ押せる稀有なコンボデッキですね。
ただし双子のようなクロックパーミ相手には、若干の右手力が必要になるでしょう。
サイドからの思考囲いなどで対処しましょう。
コンボの宿命として「思考囲い」などといった手札破壊は最大の敵です。
サイドの白力線で対応するか、捨てられてもドローで引き返すしかありません。
ただし現環境のメタではジャンドが衰退しているため、思考囲いを撃ってくるデッキ自体が
フェアリーや白黒トークンくらいしかいないような気もします。
これらのデッキが少ないというメタ読みが成立するなら問題ないでしょうが、はたして…?
カード2枚を使うむかつきコンボにとって最凶最悪のクリーチャーはサリアちゃんです。
睡蓮の花に1マナ要求される時点で終わってますし、2枚コンボに8マナかかります。
ファイレクシアの非生の先置きで少しでも対処したいところですが
サリアちゃんを使うデッキは大抵クァーサルの群れ魔道士も積んでいるというジレンマ。
つまりヘイトベアーやサリア採用型の出産の殻デッキには不利だと思われます。
ただし、サリアちゃんの効果でこちらの五元のプリズムが列日3で出せるのは救いですね。
群れ魔道士然り、アーティファクト・エンチャント破壊も地味に脅威です。
前環境ではプリズムや非生がジャンドの衰微に割られる場面も多く見られました。
現環境でどれだけメインに置物対策を積んだデッキがあるかは分かりませんが
サイド後には非生を外してみるなどの工夫も必要かもしれません。
なお、マナとパーツが揃っている場合には待機明けの睡蓮に除去を撃たれても勝てます。
そうでない場合、睡蓮への「差し戻し」等もまた脅威となるでしょう。
最近話題の「血染めの月」も、特殊地形が多いので相当危険な存在です。
しかし睡蓮の花を待機できているなら、平地さえあればコンボを決められますし
サイドから残響する真実や「貴族階級の嘲笑」を用意できるので絶望的ではありません。
月嵌めを狙ってくる相手には、フェッチで早めに平地と島を揃えるようにしましょう。
逆に「石のような静寂」でプリズムと睡蓮の機能不全を狙われることもあります。
この場合手札に嘲笑かバウンスがないと確実にコンボが遅れるので血染めより厄介です
あとあまり出会ったことはないですが、白力線をサイドインされて対処できないと詰みます。
サイド後にはなるべく残響する真実をサイドインして、力線をどかせれば問題ありません。
天使の嗜みを撃った後に0マナで唱えられる「貴族階級の嘲笑」をサイドに1枚刺しすれば
むかつきでデッキを引ききってから嘲笑を唱えることで白力線(崇拝も)を全てはがせます。
他には、ソウルシスターズ相手に時間を与えてしまうとライフが削り切れなくなります。
とはいっても、燃焼フラッシュバックで45点くらいまでなら焼ききれます。
最後に、同型戦はかなりの泥試合が予想されます。
互いが互いのフィニッシャーに対し刹那持ちの「天使の嗜み」を抱えているので当然です
僕は「テレミンの演技」で指導霊もろとも山札を削るサイドを用意していましたが
2日前「強き者の優位」に枠を譲りました。同型と当たるほどメジャーなデッキではないです
【スケープシフトとの比較】
打消しや火力などで盤面や呪文に対処できるスケープシフトの方が生き残りやすく
ドローが豊富なむかつきコンの方がパーツ自体は揃いやすいという印象です。
スケープシフトはヴァラクート以外でも勝ち筋が用意できるのが利点でしょうか。
どちらもマナ基盤に干渉されると厳しいのは変わらないでしょう。
長丁場の大会などでは総合的に見てスケープシフトの方が丸いですが、
むかつきVSスケープシフトでは否定の契約を持つむかつきコンの方が有利な気がします。
渾身のヴァラクートの一撃も、打消し不可の「天使の嗜み」で凌げますし
白力線を展開できれば、怖いのは原始のタイタンくらいです。
【こんな人にオススメなむかつきコン】
・瞬殺コンボに魅力を感じるロマン派の人に。
体感的にむかつき4ターンキルは、ZOOの3ターンキルよりもハードル低いと思ってます。
・ストレス耐性が高い人に。
特にMOでは優先権維持などの煩雑さと、デッキ全部引いた後のPC負荷が凄まじいので
押し間違いなども起こりえます。操作ミスで負けても泣かない強さを持ちましょう。
・「人と同じデッキなんてムカつくぜクソッタレー!」といったパンクな人に。
社会に対する若者の怒りの音楽であるパンクスの精神を最も受け継いでいるデッキです。
・安めにデッキを組みたい人に。
フェッチ以外は割とパーツが安いです。(ただしMO民の主観です)
【その他】
・個人的にハンデスされて一番困るのはむかつきでも天使の嗜みでもなく「類人の指導霊」
指導霊の枚数は3枚か4枚かで迷う所ですが、万全を期すならば4枚が安全でしょう。
ちなみに最低限3枚デッキにあれば問題ありませんが、万が一ハンデスされた場合には
その分の赤マナを余分に用意しなくてはなりません。
・最近サイドに見かけなくなった気がする「貴族階級の嘲笑」
白力線自体が減ったからか、単にファイレクシアの非生とアンチシナジーだからなのか
正直僕も持て余してる感じがします。メタ次第でそのうち抜けるでしょう。
一応同型の白力線対策の意味合いもあるのでしょうが。
・前述のとおり、MOで動かす場合は非常に操作が煩雑なデッキでもあります。
稲妻の嵐を撃つ際にはctrlを押しながらでないと、優先権が相手に移り不発に終わります。
山札を引ききった後のPC負荷により、大量の手札から指導霊を探すのも一手間です。
慣れれば大したことありませんが、初めの方はかなりむかつきます。
・ファイレクシアの非生が場に出ているときに、不用意にむかつきを撃つと
対応されて非生を破壊されることがあります。サイド後は特に注意が必要です。
僕はサイド後に非生自体を減らす場合が多いですが、これはあくまで自己流です。
・その他致命的なカードに対してはサイドから思考囲いを入れて対処してください。
【おわりに】
モダンむかつきコンは、スケープシフトと争うレベルの瞬殺コンボデッキです。
にもかかわらず使用者が少ないようなので今回の日記を書きました。
ほぼ主観なので間違いがあれば訂正します。
他の使用者の方がいましたら感想などコメントで聞いてみたいです。
家族みんなでAd & Burn!
自分のターンと相手のターンがあり、互いにせめぎ合う。
そう、これから繰り返すこと3回のうちのデッドオアアライブ
むかつき側はパーツを揃える 守備側は滅びる
あとは貴方次第 ネットで調べてくれ
(起源については諸説あり、容易に語れるものではないが、今では日本はもちろん、
全世界各国に楽しまれる、まさにワールドワイドなデッキの一つであります)
~中略~
MTGをしよう、さあMTGを!MTGをしようMTGを!
良いね、むかつき良いね!お姉さんハンデス追加だ、良い判断!
お姉さん、MTGをしよう!グリセルシュートしよう!一緒に青赤昇天しよう!
インターネットでMTGしよう!MOって凄いな!ネット社会!ネット社会で課金!
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とまあ非常に雑で各方面置いてけぼりな替え歌で皆様のむかつきを大いに誘った所で
今日はモダンのむかつきコンについてちょっと語ろうかと思います。
2日前の日記のコメント欄に、モダンのむかつきコンが強いのかどうか聞かれたので
自分が分かる範囲でざっくりと答えていきます。
ある意味私信なので、今日はよそゆきの文体で書いていきますね。
カードの効果については別途wikiなどを参照してください。
【結論から言うと】
強いです(率直)
ですが正直、プロツアーなどの長丁場になる大会には向いていないと思われます。
コンボパーツを揃える運がモノをいうので、右手が光らないと勝ち進むのは厳しいでしょう。
個人的には安定してコンボパーツを揃えやすいデッキだとは思いますが
事故って負け越した時の無力感やガッカリ感が大きいです。
もちろん瞬殺コンボのロマンは魅力的ですし、メインでのコンボ妨害はされにくいです。
僕のデッキで一番DE入賞率が高いのはむかつきデッキだったりもします。
それでも多くの人が大きな大会でむかつきコンを選ばないのは
結局パーツが揃わなければ何もできず負けるというリスクゆえでしょう。
「瞬殺コンボならスケープシフトを選ぶ!」という人の方が多いのかもしれません。
【そもそもモダンのむかつきコントロールってどんなデッキ?】
モダンでのむかつきコンは、他のフォーマットのそれと異なりストーム系デッキではなく
「天使の嗜み」または「ファイレクシアの非生」とのコンボを主軸としています。
ライフをいくら失っても死なない上記のカードと組み合わせることでデッキを全て引き切り
膨大な手札から複数の「猿人の指導霊」→「燃焼or稲妻の嵐」で相手を焼き切ります。
コンボに必要な最大マナは、むかつきと天使の嗜みを使う場合の6マナなので
1ターン目に睡蓮の花を待機すれば、最速4ターン目のアップキープに試合が終了します。
他のスロットには6-8枚の1マナドロー呪文と「深淵の覗き見」「神秘の指導」などが採用され
4ターン目に相手が謎めいた命令を構えていようと「否定の契約」で押し切ります。
このデッキはむかつきが通りさえすれば勝てるので「契約死」は気にしなくていいです。
(ちなみにピンチの時でも、契約のアップキープコストは天使の嗜みで踏み倒せます。)
他には五元のプリズムや黒契約、母聖樹などがよく使われます。
トレイリア西部も、確実に否定の契約を持ってこれるためよく採用されているようです。
天使の嗜みもむかつきも稲妻の嵐もインスタントであるため、
相手の動きを見ながらコンボを決められたりと柔軟性もあります。
そしてパーツがインスタントなので、足りないパーツは神秘の指導でサーチできるのです。
(とどめの火力はむかつきで引けるため、基本的にサーチしません。)
このように最速4ターン目で妨害困難な瞬殺コンボを撃てるのがむかつきコンの魅力です。
冒頭でリスクが大きいと書きましたが、手札事故はどんなデッキにもありますよね。
むかつきコンは最速にこだわらなければ、豊富なドローでパーツを揃えられます。
そのため中速、低速のデッキ相手にはコンボ始動に8ターンくらいかかってもまだ勝てます。
むかつきを使うデッキにも関わらず「むかつき死」がない点は見逃せませんね。
【むかつきコンの弱点】
コンボデッキといえばまず苦手なのが打消し満載のコントロールですが
メインでカウンターを構えるコントロールであっても、否定の契約でどうにかなります。
直近の大会で優勝したのはトリコロールですが、あまりDEで負けたことは無いです。
打消しを構えるデッキ相手でも、パーツさえ揃えばゴリ押せる稀有なコンボデッキですね。
ただし双子のようなクロックパーミ相手には、若干の右手力が必要になるでしょう。
サイドからの思考囲いなどで対処しましょう。
コンボの宿命として「思考囲い」などといった手札破壊は最大の敵です。
サイドの白力線で対応するか、捨てられてもドローで引き返すしかありません。
ただし現環境のメタではジャンドが衰退しているため、思考囲いを撃ってくるデッキ自体が
フェアリーや白黒トークンくらいしかいないような気もします。
これらのデッキが少ないというメタ読みが成立するなら問題ないでしょうが、はたして…?
カード2枚を使うむかつきコンボにとって最凶最悪のクリーチャーはサリアちゃんです。
睡蓮の花に1マナ要求される時点で終わってますし、2枚コンボに8マナかかります。
ファイレクシアの非生の先置きで少しでも対処したいところですが
サリアちゃんを使うデッキは大抵クァーサルの群れ魔道士も積んでいるというジレンマ。
つまりヘイトベアーやサリア採用型の出産の殻デッキには不利だと思われます。
ただし、サリアちゃんの効果でこちらの五元のプリズムが列日3で出せるのは救いですね。
群れ魔道士然り、アーティファクト・エンチャント破壊も地味に脅威です。
前環境ではプリズムや非生がジャンドの衰微に割られる場面も多く見られました。
現環境でどれだけメインに置物対策を積んだデッキがあるかは分かりませんが
サイド後には非生を外してみるなどの工夫も必要かもしれません。
なお、マナとパーツが揃っている場合には待機明けの睡蓮に除去を撃たれても勝てます。
そうでない場合、睡蓮への「差し戻し」等もまた脅威となるでしょう。
最近話題の「血染めの月」も、特殊地形が多いので相当危険な存在です。
しかし睡蓮の花を待機できているなら、平地さえあればコンボを決められますし
サイドから残響する真実や「貴族階級の嘲笑」を用意できるので絶望的ではありません。
月嵌めを狙ってくる相手には、フェッチで早めに平地と島を揃えるようにしましょう。
逆に「石のような静寂」でプリズムと睡蓮の機能不全を狙われることもあります。
この場合手札に嘲笑かバウンスがないと確実にコンボが遅れるので血染めより厄介です
あとあまり出会ったことはないですが、白力線をサイドインされて対処できないと詰みます。
サイド後にはなるべく残響する真実をサイドインして、力線をどかせれば問題ありません。
天使の嗜みを撃った後に0マナで唱えられる「貴族階級の嘲笑」をサイドに1枚刺しすれば
むかつきでデッキを引ききってから嘲笑を唱えることで白力線(崇拝も)を全てはがせます。
他には、ソウルシスターズ相手に時間を与えてしまうとライフが削り切れなくなります。
とはいっても、燃焼フラッシュバックで45点くらいまでなら焼ききれます。
最後に、同型戦はかなりの泥試合が予想されます。
互いが互いのフィニッシャーに対し刹那持ちの「天使の嗜み」を抱えているので当然です
僕は「テレミンの演技」で指導霊もろとも山札を削るサイドを用意していましたが
2日前「強き者の優位」に枠を譲りました。同型と当たるほどメジャーなデッキではないです
【スケープシフトとの比較】
打消しや火力などで盤面や呪文に対処できるスケープシフトの方が生き残りやすく
ドローが豊富なむかつきコンの方がパーツ自体は揃いやすいという印象です。
スケープシフトはヴァラクート以外でも勝ち筋が用意できるのが利点でしょうか。
どちらもマナ基盤に干渉されると厳しいのは変わらないでしょう。
長丁場の大会などでは総合的に見てスケープシフトの方が丸いですが、
むかつきVSスケープシフトでは否定の契約を持つむかつきコンの方が有利な気がします。
渾身のヴァラクートの一撃も、打消し不可の「天使の嗜み」で凌げますし
白力線を展開できれば、怖いのは原始のタイタンくらいです。
【こんな人にオススメなむかつきコン】
・瞬殺コンボに魅力を感じるロマン派の人に。
体感的にむかつき4ターンキルは、ZOOの3ターンキルよりもハードル低いと思ってます。
・ストレス耐性が高い人に。
特にMOでは優先権維持などの煩雑さと、デッキ全部引いた後のPC負荷が凄まじいので
押し間違いなども起こりえます。操作ミスで負けても泣かない強さを持ちましょう。
・「人と同じデッキなんてムカつくぜクソッタレー!」といったパンクな人に。
社会に対する若者の怒りの音楽であるパンクスの精神を最も受け継いでいるデッキです。
・安めにデッキを組みたい人に。
フェッチ以外は割とパーツが安いです。(ただしMO民の主観です)
【その他】
・個人的にハンデスされて一番困るのはむかつきでも天使の嗜みでもなく「類人の指導霊」
指導霊の枚数は3枚か4枚かで迷う所ですが、万全を期すならば4枚が安全でしょう。
ちなみに最低限3枚デッキにあれば問題ありませんが、万が一ハンデスされた場合には
その分の赤マナを余分に用意しなくてはなりません。
・最近サイドに見かけなくなった気がする「貴族階級の嘲笑」
白力線自体が減ったからか、単にファイレクシアの非生とアンチシナジーだからなのか
正直僕も持て余してる感じがします。メタ次第でそのうち抜けるでしょう。
一応同型の白力線対策の意味合いもあるのでしょうが。
・前述のとおり、MOで動かす場合は非常に操作が煩雑なデッキでもあります。
稲妻の嵐を撃つ際にはctrlを押しながらでないと、優先権が相手に移り不発に終わります。
山札を引ききった後のPC負荷により、大量の手札から指導霊を探すのも一手間です。
慣れれば大したことありませんが、初めの方はかなりむかつきます。
・ファイレクシアの非生が場に出ているときに、不用意にむかつきを撃つと
対応されて非生を破壊されることがあります。サイド後は特に注意が必要です。
僕はサイド後に非生自体を減らす場合が多いですが、これはあくまで自己流です。
・その他致命的なカードに対してはサイドから思考囲いを入れて対処してください。
【おわりに】
モダンむかつきコンは、スケープシフトと争うレベルの瞬殺コンボデッキです。
にもかかわらず使用者が少ないようなので今回の日記を書きました。
ほぼ主観なので間違いがあれば訂正します。
他の使用者の方がいましたら感想などコメントで聞いてみたいです。
家族みんなでAd & Burn!
コメント
MOではプロモ再録されるらしいので絶賛値下がり中です
リアルではレガマス待ちですね
どういたしまして、恐縮です。
ライターは助け合いでしょ!(オーズ並の感想)
リンクありがとうございます、リンク返させていただきました。
同じむかつきを使用していてもレガシーとモダンで全く構成が異なるのは面白いですよね。